生まれて初めて救急車を呼んだ。
2012年 05月 24日
かかる30分ほど前。
私は帰宅道を急いでいた。
犬がやたらとうるさかった。耳についた。
薄暗い路地を、帰りを急いでいて…
状況を理解するのに20秒ほど費やした。
犬ではない。でかすぎる。猫でもない。
れっきとした人間が、女性が倒れてる!!!!!!!!
犬がうるさかったのは、その女性がとある家の前で倒れてて、
そこの番犬が反応していたからであった。
やばいと思い、
「…もしもし?」と呼びかける。
「わんわん!!」
「…もしもし??」
「わんわんわん!」
「…聞こえますか?」つんつん。
「わんわんわん!!!!」犬うるさい。
これだけ周囲が騒がしい(私+犬)なのに、全く動かない。
これはどう考えても尋常じゃない。
そこへ、自転車に乗った小学生高学年くらいの男の子がやってきた。
「この人、どうしたらいいと思いますか?ちょっとまえ来たときも、倒れてました」
おそらく、自転車にのって大人を探しに行ったのか。
この子の意見が確かならば(この状況下で嘘をつく子はいないと思う)、
この人、倒れてから時間がすこしばかり経過してる。
脳が原因で倒れている場合、これは呼びかけている場合じゃない。プロに一刻も早く来てもらわないと。
頭の中は超パニクっていたにもかかわらず、そこだけは冷静に判断できた。
私「救急車を呼びます。」
IPhoneには緊急電話というボタンがあって、
ロックをはずさなくても119がかけれるが、そんなことは動転してすっかり忘れてる。
いつもどおりロック解除して、(110?119?)と思いながら119を押す。
「火事ですか?救急ですか???」
そうか、火事もこっちにかけるのかと、ようやく思い出すが、今はそれどころじゃない
「救急です!」
「まず、その場所を、住所を教えてください」
…いくら家から駅まで4分とはいえ、全てのポイントの住所を言えるほど、
私は地理に明るくない。
「え~と○○町××だと思いますが…」
甲いう時に限って、電信柱がない。
電信柱があれば、住所のプレートが貼ってあるのに。
「何が見えますか。近くに場所が特定できるものはありますか。」
ぐるっ。
「わんわん!」君はいい。
「民家ばかりです!」
「近くに見える民家の、名前を読み上げてください!!」
「え~と**さんと、***さんと、***さんと…」
この間も救急隊は懸命に場所を特定しているようだ。
思ったんだが、携帯の電波から場所が分からんのか。
いまどきGoogleマップでも場所推定しおるぞ。
「住所が特定できないので、近くのお宅のピンポン押して、住所を聞いてください!!」
そんなわけで、やかましい犬が居るお宅のインターフォンを押す。
「後何が見えますか。」
「え~とおすし屋さん!」
「名前は!」
「***!」場所の推定が続く。
そんなこんなしていると、そのお宅の初老の女性が、怪訝な顔をして出てくる。
「救急隊に、ここの住所を説明してください!!」
「…どうしたの?」
「人が倒れてます!お宅の家の前に!!!」
「…え???????」
初老の女性、家を飛び出す。
「○○町**-**です!!!!」
「了解。」
「女性が倒れてます!!!」
「年齢は?」
「顔をかくしてて分かりません!」
「見た感じは?」
「20代から30代!!」
「20代ね。(30代はどうなった)意識は?」
「呼びかけに応じない!!!」
この時点で、もう一人米倉良子似の通行人が来た。電話に必死にがなっている私
(私の声のでかさは、知人友人なら知っているはず)
そして立ちすくむ少年。おろおろしている女性。
そして、倒れてる女性。
その通行人さんも即事態を察知した。
「意識レベルなし。呼吸は?」
「してるようです!!!」
「呼吸アリ。外傷は?」
「見た感じなし!!!」
「なし。通りすがりの方ですか?」
「通りすがりです!つか帰宅途中です!!!(←冷静に考えたらこんな情報は要らない)」
「了解。そこに救急車を向かわせます。」
「ところでお名前は?」
「私ですか?私は佐倉と申します」
「佐倉さんね。電話番号は***-****-****でよろしい?」
「はい、そのとおりです。」
この時分になって、初老の女性が「ここ、車も通るかもしれんから、救急車はよきて!!!」と騒ぎ出す。
「そこの場所、路地で狭いから、救急車も最後まで場所の特定ができていません。
だから、救急車の音が聞こえたら、先導してください!!」
「先導ですね。了解しました」
これで通信終了。
多分、むこうの通信記録引っ張ってもらっても、ほぼ合っているはず。
その場にいた人に、
「救急車の音が聞こえたら、先導してくださいとのことです!」とお願いすると
米倉良子似通行人が「私こっちの道、見ておきます!」
佐倉「では私はこの女性(倒れてるほう)とこの道担当します。」
初老の女性「とりあえずパジャマ着替えてきます」
少年「家に自転車置きにいってきます!」君は帰ったほうがいいんじゃないのか。
そして音が聞こえるまでオロオロしていると、
部活帰りのチャライ高校生2人組がチャリで登場。
無視されるかと思ったら、
「何が起こったんですか」
「人が倒れています。救急車を呼びました。」
すると二人とも、すぐ自転車を脇に止めて、まじめな顔になり、
「僕達も手伝います。何をしたらいいですか。」
すいません、人を見かけで判断した私がバカでした。
彼らも救急車の先導を手伝うとのことで、道に散っていってくれました。
その前に、倒れている女性に近づく高校生。
「この人、息はしてますね。」
「そのようです。頭(が原因で倒れてる)かもしれないので、女性には触らないほうがいいと思います(下手に動かすと、余計救急しづらくなる)」
すると、彼らは女性から離れて、救急車を探しに。
心強かった高校生。ほんまありがとう。
2分くらいで救急車着。
音が聞こえたら皆必死に先導。
5分くらいで女性は担ぎ上げられ、救急車に乗せられ、連れて行かれました。
ライトでめっちゃ目を照らされてた。
救急車が出発する段になって少年登場。
「救急車が来て、彼女はのせられました」
「はい」
初老の女性が、この子誰?という顔で眺めるので、
「第一発見者の少年です」(実際はいなくなっていた)と説明。
「いや、刺されて倒れてたら嫌だなと思って逃げようと思ったんですが、大人が来たから」君正直だな。
「いい事したね~」と初老の女性にほめられていた。いい事なのか。
救急車のサイレンが遠くなると、皆三々五々に去っていきました。
救急師さんが「どうも~ありがとうございました~お騒がせしました~」と言いながら去っていきました。
-----
なんだろう。10~15分くらいの出来事なんですが。
すっげ~~~~~~。びっくりした。
出来ることなら、こんなびっくりした体験、もう結構です。
が、
これはドッキリではありません。
市民として、果たすべき義務を果たせたことに安堵しています。
…あ~。びっくりした。
今日、残業になったこと。こんな時間に帰ることになったこと。
神様によってお導きになったことかもしれませんな。
あまりにも衝撃的だったので、一気に日記を書いてしまいました。
私は帰宅道を急いでいた。
犬がやたらとうるさかった。耳についた。
薄暗い路地を、帰りを急いでいて…
状況を理解するのに20秒ほど費やした。
犬ではない。でかすぎる。猫でもない。
れっきとした人間が、女性が倒れてる!!!!!!!!
犬がうるさかったのは、その女性がとある家の前で倒れてて、
そこの番犬が反応していたからであった。
やばいと思い、
「…もしもし?」と呼びかける。
「わんわん!!」
「…もしもし??」
「わんわんわん!」
「…聞こえますか?」つんつん。
「わんわんわん!!!!」犬うるさい。
これだけ周囲が騒がしい(私+犬)なのに、全く動かない。
これはどう考えても尋常じゃない。
そこへ、自転車に乗った小学生高学年くらいの男の子がやってきた。
「この人、どうしたらいいと思いますか?ちょっとまえ来たときも、倒れてました」
おそらく、自転車にのって大人を探しに行ったのか。
この子の意見が確かならば(この状況下で嘘をつく子はいないと思う)、
この人、倒れてから時間がすこしばかり経過してる。
脳が原因で倒れている場合、これは呼びかけている場合じゃない。プロに一刻も早く来てもらわないと。
頭の中は超パニクっていたにもかかわらず、そこだけは冷静に判断できた。
私「救急車を呼びます。」
IPhoneには緊急電話というボタンがあって、
ロックをはずさなくても119がかけれるが、そんなことは動転してすっかり忘れてる。
いつもどおりロック解除して、(110?119?)と思いながら119を押す。
「火事ですか?救急ですか???」
そうか、火事もこっちにかけるのかと、ようやく思い出すが、今はそれどころじゃない
「救急です!」
「まず、その場所を、住所を教えてください」
…いくら家から駅まで4分とはいえ、全てのポイントの住所を言えるほど、
私は地理に明るくない。
「え~と○○町××だと思いますが…」
甲いう時に限って、電信柱がない。
電信柱があれば、住所のプレートが貼ってあるのに。
「何が見えますか。近くに場所が特定できるものはありますか。」
ぐるっ。
「わんわん!」君はいい。
「民家ばかりです!」
「近くに見える民家の、名前を読み上げてください!!」
「え~と**さんと、***さんと、***さんと…」
この間も救急隊は懸命に場所を特定しているようだ。
思ったんだが、携帯の電波から場所が分からんのか。
いまどきGoogleマップでも場所推定しおるぞ。
「住所が特定できないので、近くのお宅のピンポン押して、住所を聞いてください!!」
そんなわけで、やかましい犬が居るお宅のインターフォンを押す。
「後何が見えますか。」
「え~とおすし屋さん!」
「名前は!」
「***!」場所の推定が続く。
そんなこんなしていると、そのお宅の初老の女性が、怪訝な顔をして出てくる。
「救急隊に、ここの住所を説明してください!!」
「…どうしたの?」
「人が倒れてます!お宅の家の前に!!!」
「…え???????」
初老の女性、家を飛び出す。
「○○町**-**です!!!!」
「了解。」
「女性が倒れてます!!!」
「年齢は?」
「顔をかくしてて分かりません!」
「見た感じは?」
「20代から30代!!」
「20代ね。(30代はどうなった)意識は?」
「呼びかけに応じない!!!」
この時点で、もう一人米倉良子似の通行人が来た。電話に必死にがなっている私
(私の声のでかさは、知人友人なら知っているはず)
そして立ちすくむ少年。おろおろしている女性。
そして、倒れてる女性。
その通行人さんも即事態を察知した。
「意識レベルなし。呼吸は?」
「してるようです!!!」
「呼吸アリ。外傷は?」
「見た感じなし!!!」
「なし。通りすがりの方ですか?」
「通りすがりです!つか帰宅途中です!!!(←冷静に考えたらこんな情報は要らない)」
「了解。そこに救急車を向かわせます。」
「ところでお名前は?」
「私ですか?私は佐倉と申します」
「佐倉さんね。電話番号は***-****-****でよろしい?」
「はい、そのとおりです。」
この時分になって、初老の女性が「ここ、車も通るかもしれんから、救急車はよきて!!!」と騒ぎ出す。
「そこの場所、路地で狭いから、救急車も最後まで場所の特定ができていません。
だから、救急車の音が聞こえたら、先導してください!!」
「先導ですね。了解しました」
これで通信終了。
多分、むこうの通信記録引っ張ってもらっても、ほぼ合っているはず。
その場にいた人に、
「救急車の音が聞こえたら、先導してくださいとのことです!」とお願いすると
米倉良子似通行人が「私こっちの道、見ておきます!」
佐倉「では私はこの女性(倒れてるほう)とこの道担当します。」
初老の女性「とりあえずパジャマ着替えてきます」
少年「家に自転車置きにいってきます!」君は帰ったほうがいいんじゃないのか。
そして音が聞こえるまでオロオロしていると、
部活帰りのチャライ高校生2人組がチャリで登場。
無視されるかと思ったら、
「何が起こったんですか」
「人が倒れています。救急車を呼びました。」
すると二人とも、すぐ自転車を脇に止めて、まじめな顔になり、
「僕達も手伝います。何をしたらいいですか。」
すいません、人を見かけで判断した私がバカでした。
彼らも救急車の先導を手伝うとのことで、道に散っていってくれました。
その前に、倒れている女性に近づく高校生。
「この人、息はしてますね。」
「そのようです。頭(が原因で倒れてる)かもしれないので、女性には触らないほうがいいと思います(下手に動かすと、余計救急しづらくなる)」
すると、彼らは女性から離れて、救急車を探しに。
心強かった高校生。ほんまありがとう。
2分くらいで救急車着。
音が聞こえたら皆必死に先導。
5分くらいで女性は担ぎ上げられ、救急車に乗せられ、連れて行かれました。
ライトでめっちゃ目を照らされてた。
救急車が出発する段になって少年登場。
「救急車が来て、彼女はのせられました」
「はい」
初老の女性が、この子誰?という顔で眺めるので、
「第一発見者の少年です」(実際はいなくなっていた)と説明。
「いや、刺されて倒れてたら嫌だなと思って逃げようと思ったんですが、大人が来たから」君正直だな。
「いい事したね~」と初老の女性にほめられていた。いい事なのか。
救急車のサイレンが遠くなると、皆三々五々に去っていきました。
救急師さんが「どうも~ありがとうございました~お騒がせしました~」と言いながら去っていきました。
-----
なんだろう。10~15分くらいの出来事なんですが。
すっげ~~~~~~。びっくりした。
出来ることなら、こんなびっくりした体験、もう結構です。
が、
これはドッキリではありません。
市民として、果たすべき義務を果たせたことに安堵しています。
…あ~。びっくりした。
今日、残業になったこと。こんな時間に帰ることになったこと。
神様によってお導きになったことかもしれませんな。
あまりにも衝撃的だったので、一気に日記を書いてしまいました。
# by kaede-cogito | 2012-05-24 23:33 | 戯言 | Trackback | Comments(0)

